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2018年 12月 21日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第5話
2013年4月、杉並学院に入学しました。僕は文理と特進のうちの文理クラス。語弊を恐れずに言えば、入試のテストの点が悪い方です。
入学式で、僕はこんなこと言った覚えはないのですが、母に「ここにいる奴らのほとんどが、俺みたいに落ちたんだな…」と言ったらしいです。
今思えば、何とも恥ずかしい台詞を吐いたもんだと顔が赤くなりますが、でも当時は本当にそう思っていたのだと思います。
自分の中に、「ここから抜け出さなきゃ腐る。」という焦燥感がありましたし、「ここで周りに流されるような人間じゃ、ぼくが理想としているような人間にはなれないし、見返すこともできない。」と思っていました。
高校に入ってからは毎日、2時間は勉強しました。まぁ中学の時の僕みたいなのが集まっているということもあって、周りは全く勉強しません。毎日2時間勉強するだけで勝手にクラス内順位は上がっていき、なんと、初めての定期試験でクラス5位を取ったのです。
もしかして、僕、やればできるんじゃないか?もちろん、できるようになどなっておらず、相対的に順位が上がっただけで、これは大いなる勘違いなのですが、勉強の順位で上から数えた方が早いなんて経験が初めてのあなやま君。嬉しくて舞い上がってしまい、正常な判断ができなくなっていました。
かくして、勘違いをしつつも、少しだけ勉強が楽しくなった僕は毎日2時間勉強することを続けられました。
気づけば、文理8クラスのなかでもトップ層。校内順位も特進に入れるレベルになっていました。
順風満帆に見えた高校1年生。しかし、勉強ができるようになったと勘違いしていたことが、高校2年生になり、大きく響いてきます。
つづく