ブログ
2018年 12月 27日 【連載企画!!】早稲田大学物語 第10話
夏合宿、僕は今井宏先生のクラスでした。僕が初めて東進で受講した講座の先生です。
クラスのレベルは上から2番目のH1。死ぬほど頑張りました。正直辛かったですよ。でもここを乗り越えなきゃ、満点を一度でもいいから取らなきゃ、自分は後悔したまま受験をする、そして後悔したまま受験に入ってしまった自分に一生失望し続ける。そう思って必死に食らいつきました。何度も何度もあと数点足りません。それでも。やらなきゃいけない。頑張って頑張って、一回満点を取ることができました。借りを返せた。自分で納得するまでやりきって成果を出せた。それが嬉しかったです。
夏合宿で英語漬けだったからでしょうか。夏休みのセンター演習で急に英語の点が伸びました。それまでは157点が最高だったのですが、一気に160~170点台を取るようになったのです。一番調子の良いときは、182点を取りました。
世界史もこの頃から少しずつ、80点台を取れるようになりました。
遂に成果が出てきた。そんな実感がありました。このまま一気に合格できるんじゃないか。そんなことも考えましたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。
8月センターレベル模試では、必ず結果を出すように担任助手から言われていました。ここで結果を出した人が合格を勝ち取っているからです。僕も相当気合をいれて、ここでダメなら落ちる、くらいの気持ちで模試を考えていました。こんなにテストに対して本気になったのは初めての経験でした。だからでしょうか。1週間前から震えが止まらなくなりました。常に身体の奥がブルブル震えているんです。全く勉強に手がつきません。そんな状態で8月模試がやってきました。結果は惨憺たるものでした。高3になってから過去最低得点でした。もうどうしたらいいのかわからなくなりました。
正直、そろそろ報われると思っていました。今まで散々な結果でも、「それでも」と立ち上がれたのは、まだ結果出る量に達していないからと思ってもいたからです。けれど8月模試は違いました。もう流石に結果が出るだろ。いや出ないわけない。手応えもあるし、実際に演習で結果も出ている。その中での過去最低得点でした。「8月に結果を出さなきゃ落ちると言われたのに、結果を出せなかった。」その事実が重く僕にのしかかりました。ひどく落ち込みました。弱気になりました。笑えなくなりました。
そんな中、2つの面談が僕を救ってくれました。
一つは担任助手との面談。
もう一つは親と担任との三者面談です。
つづく